女子高生の靴下事情
世は紺ソクの時代。
女子高生は限りなく短いスカートから豊かな太ももを通り紺ハイソックスが生えておりました。
私が通っていた高校は、全館土足でした。
地元ではかなり珍しいです。
そんな中で、校内に一人いるかいないかの珍しいスタイルを保っていたのが私です。
先生に、足音だけで私だということが認識できると言われていました。
そうです。
サンダルを持参していたのです。
登下校はもちろんスニーカーやローファーでした。
しかし、一日中靴を履いていると足が蒸れてビチョビチョで歩けなくなります。
そのため、教室でサンダルに履き変えていました。
(担任の許可は取りました)
当時にしては珍しく自由な校風で、実は、靴下や靴の指定はなかったのです。
しかしそこはKAWAII至上主義の女子高生。
99%が紺ソクでした。
例に漏れず私も履いてました。
難儀な足を生まれ持ったため、KAWAIIを保ちながら生きていくには自身で工夫するしかなかったのです。
サンダルでいることに引け目を感じていましたが、何かを言ってくる人は誰一人としていませんでした。
良い人たちに恵まれたんですね(・∀・)
(一部の人は、私が足を怪我していると思っていたらしい)
他の人と同じように行動ができない小さな身体の悩み…
便利な物が増えている時代と言いますが、それとともに、こういった事が少しでも緩和できる物が増えていったらいいなと思います。
それと同時に、それぞれの身体に事情があるということが理解されていくといいなと思います。